ガジェット好きの中学受験奮闘記

ガジェット(主にApple製品)が好きな父親が綴る娘の中学受験奮闘記です。

塾を辞める決断(ある麻布中出身の人の話)

昨日は前の職場の同期の飲み会でした。気がつけば、自分以外はほとんど東大出身という面子でした。ただ、同期は本当に優秀なのに、それを鼻にかけることも一切せず、付き合っていて、とても気持ちが良い人ばかりです。

 

中学受験をしている人も多かったので、中学受験についても色々と聞いてみました(私は中学受験はせず、小学生の頃はサッカーばかりやっていました・・)。

 

その中で印象に残ったのは、「麻布中は何よりも基礎が大切」と言っていた麻布中出身の同期の話です。彼は、麻布卒業後に現役で東大文Iに合格し、今は弁護士をしています(もちろん司法試験も一発合格)。

 

彼は小学生の時に塾に通っていたそうですが、そこで塾の勉強についていけなくなってしまったそうです。塾の授業が理解できず、当然のことながら授業を聞いても何も理解できなくなってしまったとのこと。

 

そこで、彼の母親は決断します。塾の勉強についていけるように勉強時間を増やしたりするわけでもなく、塾をきっぱりと辞めさせました。

 

彼の母親は、彼の学習を観察して、基礎のところで躓いていると分かったのです。そのため、基礎ができていないのに塾の難しい問題を解けるわけがなく、塾に行くことは時間の無駄だと悟ったのでした。

 

塾を辞めてからは、彼はひたすら基礎固めをしたそうです。本当に簡単な問題を反復して、基礎的なことを完璧にしました。数学の達人と呼ばれる「謎のおじいさん」に算数を個別に教えてもらったりすることにより、飛躍的に算数が出来るようになったそうです。

 

そして、自宅学習でひたすら基礎を反復して定着させ、再び塾に入り直すことにしました。

 

塾に入り直すための試験の結果、彼は塾のトップになったそうです。それから塾のカリキュラムに沿って勉強し、見事第一志望の麻布中学の合格を勝ち取りました。

 

彼は「あのまま塾にしがみついていたら、絶対に麻布には受からなかった」と言っていました。あの時に母親が自分を良く見てくれて、塾を辞めさせて基礎をみっちりと教えてくれたことに本当に感謝しているとのことです。

 

塾を辞めるというのは、大変難しい決断だと思います。子どもを良く観察し、勇気のある決断をした彼の母親の決断力は見事です。

 

うちの娘はまだ塾には行っていませんが、塾についていけていないな、と感じたら、躓いたところに戻る勇気を持ちたいと思います。そのためには、子どもを良く観察すること、親子間の信頼関係を築くことが大事なのだろうと思います。

 

とても良い話を聞けた夜でした。